ペインターみんみんの油絵制作&絵画                                           画像
 
主に油絵による写実人物画のギャラリーです。展覧会情報や映画の感想も書いています。
 
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大ローマ展に行ってきました。(愛知県美術館)

みんみんです




会期中盤なので多少空いてるか、とローマ展に行ってきた。今は階下は日展開催中で超満員。

半券提示で割引があるせいなのか、ローマ展にも入場者が流れていて、予想よりは混雑していた
もし行くなら日展巡回展が終了後のほうがいいかもしれない。


それでも、とても美しい彫刻作品や宝飾品、壁画が沢山来ていて、3時間以上見惚れていた。

細かく書くと膨大になるので、印象として、いいなと思ったものを書いていくと・・・。


第1章 帝国の誕生

皇帝座像(アウグストゥス)

これはパンフ写真に顔のみ使われているが、超巨大全身像。エルコラーノ出土。もし立ちあがったら5mはあるかも。威風堂々とは、こんな風情を指すのだろうな。
こんな大きいものが土中から掘ったら出てきたなんて、どうして埋まってしまったのかも気になる所。


第2章 アウグストゥスの帝国とその機構

カリアティド

柱の代わりに用いられる女神像のこと。
これも3m位はあろうか?白大理石がきめが細かく美しく上質の石が使用されていて、石肌も美しい。
女神像の柔らかい縦ロールの髪型や表情、重々しい衣装のぺプロスの襞がこまかく丁寧に彫られていてあまりの美しさに、しばし周りをぐるぐる回って観ていた。顔が特に普通の女神像よりも親しみの持てる可愛さがあって良かった。



特別出品作 アレッツォのミネルウァ

これを観るためだけでも足を運んで間違いがないほどの像。
近年日本でも仏像を博物館で観るのが大ヒットだが、それは像が宗教を離れても引き付ける美を放っているからに他ならないが、この像もまさにそう。
まず、色が、今までに観たことがない美しさだった。
ブロンズ製だが、クジャク石のような深い緑色で、特に顔の色が鮮やかに美しくなっている。自然にそんな色に変色したのだろう。不思議。
衣装の胸当てのうろこ模様の装飾も兜も、巻き毛の繊細な表現もこれ以外にはあり得ないパーフェクトさだと思った。

2000年から8年かけて修復し、紀元前3世紀イタリア人彫刻家によって作られたと判明したそうだ。
発見後はメディチ家コジモ1世コレクションに加わったそうだ。

他の出土品では、ガラスの骨壷の中に、人骨が沢山入ってるのが見えて生々しかった。


第3章 帝国の富

金貨や装飾品やブロンズ製日用品が沢山出品されていた。どれも装飾が美しく繊細で、紀元前後1世紀の技術や文化がすごく進んでいたのに驚きながら、アルマ・タデマの当時の風俗想像図などを思い出したりもしていた。


中でもバーチャルリアリティの映像で、ポンペイのとある家の中庭の再現映像は美しかったし、当時の様子が良くわかった。
その映像で紹介された噴水のモザイクとポンペイ1美しいと言われたフレスコの庭園画が展示されていた。


ローマ市博物館でもフレスコ庭園画を観たが、より美しい!これはポスターがあれば・・・とショップで探したが全体図は図録を買わないと手に入らないようになっていた。これにはちょっとガッカリ


描いてあるのは、空と木々と鳥と庭の天使の柱やパネル、芝居に使う仮面、装飾的な箇所には鳩と水盆。
時間もゆったりと流れているようだ。
これは当時の人の考え方を反映しているようだ。
人々はずっと働いて国のために徴兵されていたが、オティウム(余暇)の大切さに気付き、働く以外の時間に哲学書を読み、文学に親しみ、自分らしく過ごすために美しい中庭やギリシア風の柱廊が作られたのだそうだ。
別荘を建てる人も多かったという。


また、東大のチームが2003年に発見したペプロスを着た女性像やディオニュソスも綺麗で、つい最近なのに、まだこんな大発見があることにロマンを感じもした。79年のポンペイ噴火ではなく、472年の噴火時の火砕流で埋まったようだ。
あと5年は発掘が続くということで、実際に粘土層に半分埋まった状態の彫像の写真も展示されていた。


ローマ時代の歴史や文化の理解・・・というよりも、直球で形や色の美しさに大感動の展覧会だった。オススメします




こちらが、私のHP・SOHEI PAINTINGS です。


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Feb.10.2010(wed)00:41 | Trackback(2) | Comment(4) | 展覧会の感想 | Admin

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 1: こんにちは

みんみんさん。
TBありがとうございました。
墨映画(BOKUEIGA)のde-noryと申します。
素適な油絵ですね。
40代のおじさんは、中学・高校の頃に油絵を描いてました。もう20年以上前ですね。…歳を感じます。

美術館で観るものというよりは、博物館的でしたね。
しかし、これらが出土したのかと思うとなんだか歴史を感じます。
過去の方々の偉業。すごいの一言です!


 by de-nory | HP | Feb.11.2010(thu)07:51

 2: de-noryさま

コメントをありがとうございました。

この展覧会は、まる1日でも観ていたいほどでした。
今度は博物館の名古屋開府400年のあゆみ展に行きたいと思います。


 by みんみん | Feb.11.2010(thu)13:06

 3: ありがとうございましした。

はじめまして。
『Let's go!あいち』で愛知県美術館の記事を書いた者です。
今回はトラックバックしてくださり、ありがとうございました。

みんみんさんは、油絵を描いていらっしゃるんですね。
私も高校時代に少し挑戦していましたが、
せっかちなので絵の具が乾くのを待ちきれず、
よくとんでもない作品になっていました。

またゆっくり覗かせていただきます。
今後ともよろしくお願いします。


 by マツモト | Feb.17.2010(wed)11:44

 4: マツモトさま

コメントありがとうございます。

愛知も今年は沢山の現代アートを各地で観られるようで、楽しみに計画を立てています。

油絵は、本当に奥が深くて楽しいです

またマツモトさまの 『Let's go!あいち』を訪問して参考にさせていただきたいと思っています。/smile01/}。


 by みんみん | Feb.17.2010(wed)21:00


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