| 束芋 断面の世代 展を観てきました。1 (横浜美術館) |
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| みんみんです 。 横浜で束芋さんの個展を観てきました。この日は時間に余裕があったので、なんと束芋さんの個展だけで5時間楽しみました。常設コレクション展も昭和の写真の特集があり、とても良かったです。
 
今回、まずひととおり鑑賞してから、学芸員さんのレクチャー1時間を聴講し、再度鑑賞したのだが、聴く前と後では、味わいが一味もふた味も違ったので、是非鑑賞される前に、このレクチャーで聴いた記事を読んでから出かけられることをお勧めしたい。
束芋さんは本名・田端綾子さん。
田端家3姉妹次女で、三人とも美術予備校に通ったところ、お姉さんの友人が呼び名を区別するために、田端姉をタバアネ、その妹をタバイモ、三女をイモイモと命名されたそうで、そこから当て字で「束芋」という名前をアーティスト名にされたそうだ。
ご本人はいたって気に入っていて、一度で覚えられるし、特に外国でも音の響きが独特で一度で覚えられるのがいいのだそうだ。
妹さんのイモイモさんもアーティスト、そして束芋のアシスタントとしても活動されているそうだ。
束芋は34歳とアーティストとしては若手だが、すでに10年の活動歴があり、1999年の学校の卒業作品「にっぽんの台所」の社会問題を辛辣に扱った切り口が大きく話題になり、世に出てからはほぼ毎年個展や美術展に参加されて意欲的に作品を発表し続けている。
特徴的な色づかいは、にっぽんの台所から現在まで、北斎などの浮世絵の色をサンプリングし、テンプレートを作成し、そこから色をつけているのだそうだ。 美しくて透明感のある色は特徴のひとつでもある。
2001横浜トリエンナーレ「にっぽんの通勤電車」も日本社会を皮肉っぽく描く暗さもあった。また空間を作りこむスクリーンの中に鑑賞者が入り込んでしまう見せ方は初期からの特徴でもあり、海外でも高く評価されている。 実際、経歴を観ると、海外のトリエンナーレ、ビエンナーレにほぼ毎年参加し、もう世界的な美術家だといえるだろう。
だが、実際は本人はデザイナーになるのが夢だったそうだ。 学校もデザインの学校に通っていたし、2003年に一年渡英しているが、デザイン事務所に身を置き、デザインの勉強をされたそうだ。これは意外な話だった。
今ではアーティストとして活躍してるわけだが、この渡英で考え方、世の中の観かたが大きく変わったのだそうだ。 2005年GOTH展「ギニョる」からは自分の体・手・足・内部・内臓に関心が向かっていくことになる。 今回の個展は、半分が体の内部へ向かっていく内容で、半分は社会問題だったが、その内部に関心が向かった一因とは・・・ 本人はとてもチャーミングな女性なのだそうだが、アトピー性皮膚炎に長年悩まされていて、自分の荒れた手や皮膚から流れ出る体液をじっと見つめてる時間がとても多かったからだそうだ。
また、今回のメインとも言える団地の断面の作品の源泉とは・・・ ご本人は大阪の団地に住んでいた時代があり、ちょうどその時、豊田商事の殺人事件がごく近所で起きたそうだ。その時のインパクトが子供ながらとても大きく、今回の団地の一室では、その殺人現場を作者が詳細に調べて描き上げた部屋が出てくる。
こんな話をレクチャーで聴いてから映像を観ると随分違って観えたりした。
字数の関係で次回に続く・・・次回はレクチャーより束芋さんが個展にむけてどんな準備をされたかを書きます。
こちらが、私のHP・SOHEI PAINTINGS です。


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Feb.8.2010(mon)21:48 | Trackback(2) | Comment(0) | 展覧会の感想 | Admin
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